大地のこもりうた

大地のこもりうた


日々の厄介、時間と疲労、そして、やり場のない想い。
霞もうとしている世界を見て、溢れるべきものは溜まったまま。
その背中に掛けられる、遠い世界からの声。
あなたはそれで幸せですか？

愛を殴って人を蹴り、悲しみだけが加速してゆく。
それはつらい事でしょう？
何かを傷つけてしまう前に、誰かの想いを感じてみて。
大丈夫。それを厭う理由はどこにもないから。

あなたが全てを預けても、この世界は豊か過ぎるから。

私達が眠る大地のゆりかご。
悲しみも涙も全部受け止め、沈み込んだあなたを優しく包み、
必ず朝日を与えてくれる。
花と命と恵みと笑顔、矛盾と憂鬱と血と涙。
だからこそ世界は美しい。だから素直に感じて欲しい。

おこりたければ、おこればいい。
なきたいときには、なけばいい。
なみだをながせるのは、すてきなこと。
あなたがいきてる、あかしなのだから。

私達が眠る大地のゆりかご。
怯えるあなたが堰を切り、溢れる全てをぶつけられる、
世界はそれを待ち受けている。
花と命と恵みと笑顔、矛盾と憂鬱と血と涙。
だからあなたは独りじゃない。だから素直に愛されて欲しい。

さぁ、おやすみなさい。


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後書き

「悪魔ノ歌」があまりのも黒かったんで、もう一つ歌を載せようと思います。
どうやら私は、情緒不安定の時に歌が後から後から沸いてくるようです。
感情の波……ってやつでしょうか（汗
これも私が生きてる証拠って事にしときます。

この歌のテーマは……「家族愛」みたいなものですかね？
誰もが誰かに愛されている。それにどうか気付いて欲しい。
それを踏まえた上で、もう一度読んでいただけると光栄です。